Azure OpenAI Serviceとは

Azure OpenAI Serviceは、Microsoft Azure上でOpenAIのGPTシリーズを利用できるサービスです。現在はMicrosoft Foundryの一部「Azure OpenAI in Foundry Models」として提供されています。Azureの権限管理やネットワーク制御のもとで生成AIを自社システムに組み込めます。

Azure OpenAI Serviceでできること

中小〜中堅企業の業務に置き換えると、次のような使い方が考えられます。

用途具体例
社内チャット規程やマニュアルへの回答
文書処理議事録・報告書の要約
問い合わせ回答文の下書き作成
データ連携社内文書を検索して回答
一括処理大量の文書をバッチで分類

他サービスとの違い

同じOpenAIのモデルを使えるOpenAI APIと比べると、次の違いがあります。

比較項目Azure OpenAIOpenAI API
契約・請求Microsoft(Azure)OpenAI
権限管理Entra IDと統合APIキー中心
処理地域リージョンを選択一部で保存地域を選択
他社モデルFoundryで利用可OpenAIのみ

Azureを全社で使っている企業は、既存の管理ルールをそのまま適用できる点が大きな利点です。

活用のコツ

  • 展開方式を先に決める:国内で処理したい場合はリージョン展開、コストや性能を重視する場合はグローバル展開など、要件に合わせて選びます。
  • 急がない処理はバッチに回す:日次の文書分類などはBatch APIを使うと、Global Standard料金から50%割引で処理できます。
  • 利用量の上限を設定する:部署ごとのクォータや予算アラートを設定しておくと、想定外の請求を防げます。